リクルートの中の人のブログ

リクルートでWEBの事業責任者兼グループマネージャーしてます。趣味で勝手にUI改善・グロースハックについて考えています。リクルートで学んだこと、キャリアや働き方、コミュニケーションについても暇なときに書くよ。

けんすうさんのプレゼンの裏技テクニックを実践してみたらすごいうまくいった話

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以前けんすうさんがnoteで紹介されていた「話すのが苦手な人のためのプレゼンの裏技テクニック」という記事が私非常に刺さりまして笑、

https://kensuu.com/n/n2832511c9639

ちょうど最近大勢の前でプレゼンする機会が集中しておりましたので「せっかくなのでこれを実践してみよう!」と思いチャレンジしてみました。

結果として、

めちゃくちゃ評判が良かったんですよ・・・!

勉強会後の満足度アンケートで「とても良かった」と答えた人が50%超、「良かった」も合わせるとなんと95%以上という驚異的な満足度でした。

本来であればけんすうさんに菓子折り持ってお礼しに行くレベルなのですが、面識もないので実際私がやったことと合わせてご紹介させていただければと思います。

 

 

内輪ネタと自虐は使いやすい

プレゼンをはじめる時のスタート方法なんですが、最初の5秒くらいで、笑いがとれるのが理想です。まず自分の緊張がほぐれるという大きな効果があります。最初に笑いをとっておけば、会場が暖かく観てくれているような気がするので、気持ちが楽なんですね。

 そこで、僕が使っているテクがあります。それは内輪ネタを使うということです。笑いをもっとも誘発しやすいのは内輪ネタなのです。開かれたジョークは難しいですが、閉じたジョークは難易度が低いです。

ということでですね、内輪ネタがどうやらウケるらしい!とここで学んだわけですよ。でも最初の5秒で笑いを取る・・・・!ハードル高い!とりあえず以下のようなネタを放り込んでみました。

  • 昨年の表彰者と自分の比較(自虐ネタ)
  • 自分とこの会社の人たちの驚きのつながり(たまたま地元の友達がいた、とかそんなんです)を紹介して、その人達をライトにイジる

これでウケるのかな~?なんて思いながらやってみたんですがまぁウケるわけですよ・・・!でも確かに自分も逆の立場になって考えたときに「こいつ誰?」の状態の人が一生懸命自分の経歴とかだけ話しててもあんまり興味はないし(失礼)、そもそも笑って良い人なのかもわからないですよね。だからけんすうさんも書いてましたが、最初に「ここは笑うところですよーーー!!」って教えてあげるとみんな安心して笑えるし、なんか場がすごくリラックスした感じになって、自分にも親近感を感じてくれると思うんですよね。

そういった意味で爽やかな感じで自虐と内輪ネタを掴みとして入れるのはすごい有効なんだなと身をもって体感しました。

また、これも内輪ネタの一種かもしれませんが「地元ネタ」なんてのもやっぱりウケが良いなと思いました。私は勉強会で全国を回ったのですが、その土地と自分のエピソードを絡めて、ちょっとしたオチを入れるだけですごく笑いを取れますし、リラックスした雰囲気になるなと。

 

要約したスライドをちょこちょこ入れる

最初に笑いをとれたら、すぐに何を話すのかを明確にします。僕は「今日は『遊び半分の起業のすすめ』がテーマです。(中略) 最近、遊びと仕事の境界線っていらないんじゃないかなと思っています。なぜ境界線がいらないのかっていうのをお話ししたいなと思います。」と言いました。

こちらも真似させていただきました。あわせて勝手に拡大解釈しまして「この理論でいくと各セクションや、ひとつの論点の終わりにはサマリの情報を差し込んであげると理解しやすいのでは?」と思いまして、ゲームで言うとセーブポイント感覚でサマリをつけていったんですよ。今までの説明わかんなくても大丈夫だよ、ここだけ分かってくれればいいよ、的な。

こちらとしても一生懸命飽きられないような内容にしようと思いながらも、注意事項とか細かい仕様の話とかどうしても必要な退屈な部分ってあるじゃないですか。あーいう部分で離脱してしまって、その後もついていけなくなることって結構あると思うんです。自分もそうだし。

だから、ところどころセクションのサマリとかを入れてったんです。

これのありなしでABテストしたわけではないので、効果のほどはわかりませんが、体感的には最後までみなさん一生懸命聞いてくれてる感じがあってすごい良かったなぁと思っています。

 

スライドは話すポイントだけ変える

たぶんこれ言っている意味わからないと思うんですが、

上記と似た話しなのですが、スライドはとにかくシンプルにしたほうがいいです。1スライド1つのことしか言わない、というのは鉄則です。

さらに、1枚のスライド上でも、どれだけ情報量を減らすか、というのを気をつけたほうがいいです。

 たぶんこれと同じようなことなのですが、ビジュアル的に見せたいポイントを絞らないと伝わらないよねと思っています。

例えば、

Before

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 この左の人にガッツポーズさせたい!とおもったときに、

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となると、左の人がガッツポーズに変わっていることには気づくかもなんですが、右の人も近寄ってきているのでなんか左の人のガッツポーズがぼやけると思うんですよ。

 

なので、

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こういう見せ方をすれば「ほら、ガッツポーズしてるでしょ?」って伝わるんじゃないかなと思うんです。

なので、自分の話したいことに絞ってそこのポイントだけ情報を変えるってことがプレゼンだとすごく大事だなと思っています。アニメーションを使いなよというわけではなく、ビジュアルで見せるときに気をつけないと余計なところで見る側の気が散ってるんかもしれないですねってことが伝えたいことです。

 

 

以上です!

私なんかでも実践したら効果があったことなので、ぜひ皆様もチャレンジしてみてください!

 

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