リクルートの中の人のブログ

リクルートでWEBの事業責任者兼グループマネージャーしてます。趣味で勝手にUI改善・グロースハックについて考えています。リクルートで学んだこと、キャリアや働き方、コミュニケーションについても暇なときに書くよ。

リクルートって激務なの?

f:id:shirashira0000:20180220174838j:plain私は新卒で日本のメーカーでWEB系のマーケティングや開発などに携わり、その後リクルートに転職しています。

リクルートの入社前のイメージは「とにかく激務で、社員全員起業マインドのある会社」でした。入ってみるとそうだったりそうじゃなかったり。私が実際に入社して感じたことをご紹介できればと思います。

(※前提として私はネット系の職種ですので、 ネット系の組織に特化した情報となります!営業とはまた違いますので予めご了承ください!)

 

Q.リクルートってやっぱり激務なの?

A.そんなことないです。個人の裁量や働き方に合わせて柔軟に働けます。(※ただしカンパニーにもよるようです)

私が入社したのはリクルートが既に上場した後だったのですが、噂によると上場のタイミングぐらいから急にコンプライアンスに厳しくなり、アウトプットの絶対量だけでなく生産性まで見て評価するようになったのだとか。ということで、今のリクルートは個人的には「超ホワイト」だと思います。
残業代は基本的には出ないですが、みなし労働制となっており、生産性を上げてそのみなし残業時間より短い労働時間で自己の役割を全うできればむしろ残業代の付く会社よりコスパは良いです。また早く帰ることに対して周りの人から何も言われることはありません。
前職のメーカーでは、残業代をもらうためにダラダラ働いている人達も実際いましたから、そういったことを考えると非常に気持ちのよい組織といえます。

 

Q.とはいっても平均勤続年数短いし、みんな忙しいからすぐ辞めるのでは?

A.平均勤続年数が短いのは「そういう人を採っているから」「そういう制度を会社が設けているから」

リクルートの平均勤続年数はカンパニーによって差がありますが、3〜6年(最近伸びてきているらしい)と言われています。その平均勤続年数の短さから「激務だからすぐ辞めるのでは?」という話もよく聞きますが、そういったことではないと私は思います。ではなぜ平均勤続年数がその他の日本企業と比較して短いのか?その理由は大きく2つあると思っています。

 

理由1.辞める前提でも採用してくれる

まさに私もこのパターンだったのですが、面接で将来のキャリアビジョンや、自分のやりたいことを深掘りされます。その中で正直に「将来は独立して個人事業主として組織に属さず働きたい」ということを面接官に伝えたのですが3人の面接官全員が「いいね!」と言ってくれました。前職、古き良き日本のメーカーに勤めていた自分からするとその点はかなり驚きで、退職前提でもその人のスキルや適正を見極めて採用してくれる会社なんだと心からうれしく思いました。

 

理由2.ネクストキャリアを応援する「フロンティア制度」の存在

リクルートでは約6年間務めると年収分の退職金がもらえるという「フロンティア制度」が存在しています。しかもこのフロンティア制度、35歳以降3年おきに「当たり年」があり、年齢に応じて+500〜1000万程度退職金に加算されます。
この制度のおかげで入社から6年経過したタイミングで改めて自分のキャリアを見つめ直すことができますし、35歳以上であれば3年に一度やってきます。
この制度、個人的には社員にも会社にも非常に良い制度だと思っておりまして、

  • 社員からすると自分のキャリアを見つめ直し、フロンティア制度でもらった退職金を元に新規事業であったり別のキャリアを検討する良いきっかけとなること
  • 会社からすると誰かが辞めるということは新しい人を採用することでもありますから、組織の人材の循環を促すことができます。結果として凝り固まった考えで課題が放置される、という状況をうまれにくくし、常に変化に対応できる状況を作っているのです。 

なんて合理的!(でもそんなに退職金をポーンと出せるのはやっぱり利益が出ているリクルートだからこそですよね・・・)

 

Q.じゃあやめた人はみんな起業するの?

A.さすがにそんなことはないです。が、そういう人もいます。

上記の通り、人の出入りが激しい会社ですから、多いときは毎週誰かの送別会なんてこともあったりします。

その後のキャリアとしてみんなどのような道を歩むのか?これはかなり人それぞれで、イメージ通り独立して個人事業主や起業する!なんて人たちもいれば、WEB業界の別会社で働いてみたい!ということでメルカリやYahoo!Googleなんかに転職していったりする人もいます。なので、ある意味イメージ通りで起業する人の割合は多いものの、さすがに全員そうだ!なんてことはなさそうです。

 

 

何かの参考になれば幸いです!以下ではリクルートの副業や人材、評価制度について紹介しています!

 

ではまた〜。