リクルートの中の人のブログ

リクルートでWEBの事業責任者兼グループマネージャーしてます。趣味で勝手にUI改善・グロースハックについて考えています。リクルートで学んだこと、キャリアや働き方、コミュニケーションについても暇なときに書くよ。

リクルートで学んだファシリテーションスキルを公開!

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仕事をする上で会議って避けられないですよね・・・。気がついたら1日中会議だった・・・なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ファシリテーションについて知りたい!と思ってGoogle先生に聞いても、結構今ネット上にある記事って、「ブレストするシーンで活用しよう!」「ファシリテーターは中立で!」みたいなのばっかりです。そもそもそんなブレストばっかりしてねーし、中立なやつとか会議呼ばねぇわw とツッコミ入れたくなります。

ちなみにリクルートでは機能分化が超進んでいるため、一つの案件をする際の関係者がめちゃめちゃ多いです。そのため、関係者を集めて会議でファシリテーション→合意形成が出来ないと何も案件が進まないという状況になります。なので、リクルートの企画職で働きたい人には必須のスキルと言えるのではないでしょうか。私もリクルートに転職してからこのスキルの必要性を常に感じ、磨かれたな~と思えるポイントの一つです。 

ファシリテーションってブレスト、会議以外でも使える、普段の案件推進から意識するべき、すごく大事なスキルなんだよ!ということをお伝えするべく実体験をもとにまとめてみました。

 

そもそもファシリテーションとは?

  • ファシリテーションは「促進する」「容易にする」というような意味。
  • これは自分の担当している領域・タスクに関してのことで、必ずしも会議だけの話ではない。
  • 会議は手法であり、ファシリテーションするべきは本来「事業」や「担当領域」の目標。
  • なので、会議のファシリテーションをすることはもちろん大事だが、目的は会議をすることではないので、あくまで自分の担当領域の業務を促進することが出来たかどうかが重要になる。

 

ファシリテーションの3つのポイント

以下の3つのフェーズに分けてポイントをまとめます。

  1. 事前準備→ 会議のゴール設定と課題の整理
  2. 会議中 → ゴールから話がそれたら本題に戻す、参加者の発言を要約して繰り返す
  3. 最後に → 結論とネクストアクションを確認する

以上です。めちゃめちゃシンプルな内容です。
でもこれができる人が意外といないので、できるだけでかなり重宝されます。

 

 

特に事前準備のフェーズが会議の成果を決める! 

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個人的にいちばん大切なのはこの事前準備だと思っていまして、この出来によって会議の成果が大きく変わります。
事前準備のポイントは以下の通り。

会議のゴールの策定

  • なぜこの会議が開催され、何を決めたいのかを策定しておく。

これをファシリテーターが分かっていない会議だと、どこまで何を話せば良いのか誰も分からないです。逆に言えばこれを達成できた瞬間に時間がどれだけ余ってても会議終了できます。余った時間でもっと進める事もできるかもしれないですね。

課題整理・論点提起

  • 何が課題となっているのか全員がわかるように情報を事前に整理しておく。

ただココに関しては、課題や論点自体がわからず「課題・論点がわかりません=コレ自体が課題」となることももちろんあります。この場合は、事前のゴール設定で「論点を明確にすることをゴールとする」などと設定しておくと◎。
※もちろん、課題や論点を提起できない理由(どこで詰まっているのか)を明確にしたり、必要なデータの準備は必須。何もやらずにただ分かりませんはファシリテーター失格。成長できません。。

 

※小手先のテクニック的な話なのですが、事前準備の段階で必ずポジションをとる習慣をつけておくと◎。ポジションを取った上で自分の案のメリットデメリットを洗い出しましょう。そうすることで事前準備の質がぐっと上がること間違いなし!

 

言われてみれば当たり前、と思うことばかりかもしれないですが、意外と出来ていない人多いと思います。(かくいう私も言語化する際にやべぇ・・・と思うことばかり)でもリクルート始め、大規模の会社で働くひとには必須なスキルだと思いますので参考になれば幸いです!

 

以上です!ではまた~。