リクルートの中の人のブログ

リクルートでWEBの事業責任者兼グループマネージャーしてます。趣味で勝手にUI改善・グロースハックについて考えています。リクルートで学んだこと、キャリアや働き方、コミュニケーションについても暇なときに書くよ。

仕事でコミュニケーションをとる上で大切な5つのこと

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基本的に多くの人は、何かしら人と関わりながら仕事をしています。
私は経験上、WEB関係の内容をWEBのことを知らない人に説明する機会が多く、若手の頃は「なんでこんなこと分かってもらえないんだ!」という思いから、会社の中でよく衝突していました。笑
ただ、年齢を重ねていくと同時に、多くのことが見えるようになってきて、自然と衝突の機会も減り、むしろコミュニケーションに関して評価して頂く機会が非常に増えました。私がどのような点を気にしているのか、カンタンにご紹介させていただければと思います。

 

仕事でコミュニケーションを取る上で大事な5つ

  1. 話すより聞く

  2. 良いと思ったところは声に出して伝える、褒める

  3. 反対意見を述べるときは相手の意見のどこに共感したかを伝えてから反対部分を述べる

  4. 自分が間違えたと気がついたら言い訳せず即謝る

  5. 理不尽だと感じた場合はその場で言い返さず、まず受け止める

 

 

1.話すより聞く

話すことと聞くことのバランスが大切です。

話すことはもちろん大事なのですが、それよりも自分以外の人がどう考えているのかを聞くことの方が大切だと私は思います。その意見を聞いた上で自分はどう思うのか、同じ意見なのかなどを判断し、話をした方が議論が円滑に進みやすいです。(ただ、相手があまり話さない場合など、状況によることはあります)
私が意識している比重としては、話す:聞く=3:7ぐらいでしょうか。

(※私は元々おしゃべりな方なので笑、注意しないとつい話しすぎます。。。)

 

2.少しでも良いと思ったところは声に出して伝える、褒める

人は褒められると嬉しいはずです。これは誰しも共通だと思います。面と向かって褒めるのは恥ずかしく、なかなか日本の文化にフィットしない部分もありますが、それでも少しでも良いと思った点があれば褒めてみて下さい。きっと相手は自分のことを信頼してくれるようになります。

褒めることは自分も相手も少し気恥ずかしい部分がありますが、それでも不快になる人はほとんどいません。なので、発信することでマイナスはほぼ0なのです!なかなかそんな良いことないですよ。笑

これは別の観点でも副次的なメリットがあって、褒めよう褒めようと思って生活していると、人の良いところを見ようとし始めます。そうすると、他の人の優れている点がよく分かるようになります。また褒めようと言語化することで、その点を真似て自己成長にもつなげることができます。

山本五十六さんは、
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
なんておっしゃっています。

 

3.反対意見を述べるときは相手の意見のどこに共感したかを伝えてから反対部分を述べる

仕事をする上で、必ず意見が対立する場面が出てきます。
その際「あなたの意見のここは違うと思う。私はこう思う」という伝え方をするとその内容が合っている合っていない(合理的・非合理的)にかかわらず感情でNGを食らってしまい前に進まないことがあります。

自分に置き換えて考えてみると、一生懸命考えたアイディアや、良かれと思って発信した内容を「違うでしょ??何いってんの?」というスタンスで来られたらそりゃあ腹が立ちますよねw 正論だろうとなんだろと腹が立ちます。

なので、反対意見を述べる場合にはまず「この件を一緒に考えてくれてありがとう」というスタンスが前提となります。そのスタンスであれば相手を真っ向から否定する攻撃的な反論などでないはずです。その上でそのスタンスを相手に伝えるためにも「あなたの意見のこの部分はすごく良いと思う。一方で、この部分に関しては私は別の意見も持っているのですが、こういう見方もできませんか?」という伝え方をすると、相手も「自分の意見を聞いてくれたんだな。じゃあ自分も考えてみよう」と思ってくれるはずです。

 

4.自分が間違えた!と気がついたら言い訳せず即謝る

ミスすることは誰でもあります。絶対あります。

ミスしてしまったときに協同者に謝れるかどうかはその後のリカバリ、信頼関係含めてすごく大事です。謝ることはプライド的に許せない人もいると思いますが、それでもまず謝りましょう。一生懸命論理建てて「私は悪くないんだけどね」ということを並べても今課題が発生してしまっていることは事実です。そしてどんなに論理建てて言い訳しても他の人から見ればその課題の一端をあなたが担っていると思われます。逆の立場のときに「この人一生懸命言い訳してんなぁ」と思ってしまった経験、皆様あるのではないでしょうか。

今発生している課題に対してあなたがしなくてはならないことは自分を守ること、ではなく、課題を解決することです。そうなった場合に取るべき行動は「ミスから生まれた人間関係の修復」「課題の修復」です。課題の修復には現状分析や課題の原因、打ち手の検討など必要ですが、人間関係の修復は「ごめんなさい」の一言で終わりです。まずこれをやるべきです。

※逆にチームの相手がミスしてしまった場合に、謝って来たのであれば、その謝ってくれた勇気をむしろ尊敬し、回復に一緒に務めましょう。

 

5.理不尽に怒られたと感じた場合はその場で言い返さず、まず受け止める

相手の怒りが理不尽だと感じた場合、まずは受け止めましょう。

理不尽に怒っている人は、多くは感情で話をしています。感情的に怒っている人に、感情的に反論しても、論理的に反論しても、それは理解してもらえません。なので反論する=火に油を注ぐ行為です。
なので、いったん受け止めて持ち帰りましょう。感情の起伏は一時的なものですから、時間を空けるだけで解決することも多くあります。

どうしても消化できないときには、それが理不尽なのかどうか、周囲の人に相談し判断してもらったりするといいでしょう。その人が怒っているコアが本当に「ただただ理不尽」なのか、「自分の理解が及んでいないだけ」なのかなど客観的に判断してもらうことも時には大切です。

 

いかがでしたでしょうか?

少しでも参考になりましたら幸いです。

ではでは~